#ななスポ(2):【七大戦応援企画】第61回七大戦実行委員長・村上幸大さんインタビュー

こんにちは。学生団体Ryuzの宮崎です。

七大戦実行委員会×学生団体Ryuzコラボ企画「#ななスポ」第2回の今回は、現在開催中の第61回七大戦の実行委員長へのインタビュー記事をお送りします。

東北大学4年の村上幸大(むらかみ・こうだい)さんへのインタビュー記事をお送りします。

第61回七大戦の開会式を7月2日(土)に控え、9月23日(金)の閉会式までの熱い夏が始まります。今大会の実行委員長の村上幸大さん(学友会剣道部所属)に、ここまでの道のりや今大会への意気込みなど、お話を伺いました。

ぜひこの記事を通じて、村上実行委員長の熱い言葉に触れていってください!

※「そもそも七大戦って何?」という方は、第1回の記事「七大戦とは」を、こちらからご覧ください。

いよいよ七大戦開会式!実行委員長へのインタビュー

―今年は久しぶりの開催になりますね。

村上:私が1年生だった九州大学主管の第58回大会(2019年度)以来で、今年度の第61回大会は、総合大会として3年ぶりの開催となります。1年生の冬(2019年冬)に、第59回大会(2020年度)のアイスホッケー、スキー競技が実施されましたが、翌年春(2020年春)に行われた航空競技が中止となり、その4月には第59回大会全体の中止が決定しました。

第61回全国七大学総合体育大会実行委員長・村上幸大さん

―2年生、3年生のときはコロナの影響が大きかったですね。

村上:2年生(2020年度)の前半は部活も止まり、剣道場や部室も使えず、身の回りでできることをやる他はありませんでした。その年の8月から剣道部は活動を再開できましたが、翌年度(2021年度)の第60回大会は、冬季・春季種目(アイスホッケー、スキー、航空)の中止がそれぞれ開催の3か月ほど前に決まり、翌年(2021年)3月には夏季種目の中止の連絡があってとても残念でした。

―その後、今年の準備の段階になりました。実行委員長になった経緯を聞かせてください。

村上:最初は剣道部の役職決めの一環として、常任委員会に派遣されたのですが、七大戦の業務に携わるうちに、徐々にこの仕事にやりがいを感じるようになり、大会運営をその先頭に立って進めたいという想いから、実行委員長に立候補しました。

―開催の決定はどのようになされますか?

村上:本大会の各競技種目は、特に中止の判断が出ない限り開催されます。冬季種目のアイスホッケー、スキーは無観客ではありますが、開催することができました。しかしながら、春季種目である航空競技は、当時の感染拡大状況において、千葉県にある競技会場が使用できなかったため中止となりました。

―他大学との委員とのつながりはどのような感じですか?

村上:ある種のインカレサークルのような感じでつながっており、他大学であっても共に大会を創り上げる同志として、仲間意識を持っています。しかしながら、他大学の同期の委員とは、3年近くに及ぶ交流の中で一度も会ったことがありません。この度の開会式で、全国各地の仲間たちが一堂に会することができるのは、喜ばしい限りです。

今大会の特徴や見どころ

―3年ぶりの開催となりますが、どんな気持ちですか?

村上:昨年の大会が中止になってから、とにかく今年こそは開催させなければならないという強い気持ちがありました。今年度開催できなかったら、実行委員会や各競技種目において、運営の経験者がいなくなってしまう状況になりかねません。そういった事態はなるべく避けたいと思っています。コロナウイルスの再拡大も心配ですが、過去に地震や天候不良により中止となる競技が出た年も少なくないため、そのようなこともないよう祈っています。

―2年空いたことで運営はたいへんですか?

村上:既に実行委員会、各競技参加者ともに、苦しい部分が感じられます。もし3年以上不開催が続くと、運営の経験者がいなくなり、一層難しくなります。特に前回大会の中止が決まって以降、そういった危機感を感じていました。

―七大戦を応援しているOB・OGがたくさんいますが、どのようにお感じになりますか

村上:直接声をかけてもらう機会は多くないですが、自分の見えないところで注目を集めていると感じます。実行委員会としては、各競技種目の円滑な実施をサポートすることで、皆さんの応援に応えたいです。

―東北大の4連覇がかかっていますね。

村上:実行委員長としては、自分の所属大学を超越した立場でいなければならないので、申し上げることは難しいですが、総合成績をつけるためには、43ある正式種目のうち過半数の22種目以上が開催され、試合として成立しなければなりません。そのような土壌があってこそ4連覇が可能になると思います。また、今大会で史上最高得点が出ることを期待したいですが、それもなるべくすべての大学が揃った状態で、なるべく多くの競技種目が開催されることで初めて実現可能となります。多くの選手がそれぞれの競技において日頃の成果を発揮していただけるよう、最後まで各競技種目のサポートに努めてまいります。

目標・大会を通じて伝えたいメッセージ

宮崎:今大会の実行委員会としての目標や、大会を通じて世の中に伝えたいメッセージについてお聞かせください。

村上:今大会では、実行委員会として二つ掲げていることがあります。一つ目が「総合大会復活」です。すでに一競技(航空競技)が中止となってしまいましたが、競技の実施最優先で、なるべく多くの競技を実施したいと考えています。もう一つ掲げているのが「ニューノーマル大会」というコンセプトです。2大会連続で中止という大変な目に遭いましたが、一旦そうしたひどい状況になったからこそ、再び立ち上がる時に何か掴めるものがあると思っています。また、教育や研究において日本のトップを行く七大学が、あえてスポーツの技で競うことには意義があると思っています。全国の大学スポーツに対する、おこがましいかもしれませんが、模範や先駆者としてのふるまいを体現できればと思っています。

第61回全国七大学総合体育大会構想(村上さん提供)

宮崎:最後に日本全国の七大戦ファン、そしてこれからファンになる人たちへ向けて一言、お願いします!

村上:実行委員会一同、開催へ向けてがんばっていますので、ぜひともお力添えをいただきたいと思います!よろしくお願いいたします!

宮崎:村上実行委員長、ありがとうございました!

(編集局から)

七大戦は競技だけでなく、試合会場確保など、運営面でも主管校の学生さんが担当していて、準備段階で様々な困難に直面したとのことでした。大会の主役として選手たちに注目が集まりがちですが、スムーズな大会運営のために苦労を重ね、運営全体の取りまとめを担った実行委員会の皆さんの働きには本当に頭が下がる思いです。村上さんをはじめ、実行委員会の皆さんが大会の土台を支える大事な役割を担っていること、そして大きな使命感を持って業務に取り組まれていることがよくわかりました。実行委員長の村上さん、ご同席いただいた実行委員長補佐の川野邊さんには、お忙しいところお話をお聞かせいただき、誠にありがとうございました。

村上幸大(むらかみ・こうだい)さん
東北大学理学部数学科4年。東北大学学友会剣道部、学友会体育部常任委員会に所属。第61回全国七大学総合体育大会実行委員長を務める。

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