#ななスポ(9):【七大戦企画】「いろんな人の思いがかかっている」-柔道部インタビュー

七大戦キャンペーン~柔道部編~

東北大学基金×Ryuzで行う「七大戦キャンペーン」の一環として、本記事を作成しています!七大戦で優勝・準優勝した部活を中心にインタビューを行い、東北大学が七大史上初の4連覇を目指していく中で、とんぺー生がどのような思いで大会に挑んだのか?どのような練習を行ってきたのか?今後の目標などなど…それぞれの背景を中心にお届けしてまいります!ぜひ最後までお楽しみください!

柔道部とは?

東北大学学友会柔道部は、1893年に創部されており、通常の柔道とは異なる高専柔道を専門としています。高専柔道は、七大戦発祥の柔道で、旧帝国大学のみに継承されています。寝技をメインにしており、立ち技から直接寝技に持ち込める、進展が見られなくても待てがかからない、といった独特のルールが存在します。寝技の発展に大きな影響を与えており、現在の柔道でも、高専柔道にルーツを持つ寝技があるのだそう。

高専柔道(七帝柔道)に関する小説・コミックスも出版されている

柔道部は、部員が10名前後で、週に6日練習を行っています。道場にはホワイトボードが置かれ、そこには練習メニューなどが書かれていました。また、ビデオ研究に役立てていくために、マネージャーが練習の風景を常に撮影していました。東北大学柔道部には柔道初心者も多く、毎日の基礎練習と動画研究で柔道のスキルを向上させていくのだそうです。

道場にあるホワイトボード。練習メニューや1週間の予定が書かれている
動画撮影の様子。マネージャーが選手の立ち回りを撮影し、動画研究に役立てる
静かではあったが、力強く寝技の練習が行われていた

柔道部の七大戦

7/2~7/3に、宮城県武道館で行われた七大戦にて、柔道部は優勝しました!今回は、準優勝の背景を柔道部主将で現在3年生の石田さん(以下敬称略)に聞いていきたいと思います!

現主将の石田さん

七大戦の目標は?

石田「それはもう、七大戦優勝ですね。柔道部は一年間で七大戦を最も重要な大会と捉えています。2019年度も優勝をしているので、連覇をするんだという思いで挑みました。七大戦の柔道は少し特殊で、団体戦のみです。また、団体戦の人数も通常だと5人なのですが、七大戦柔道では15人で試合を行います。そのため、2-3人強い人がいればよいわけではなく、部員全員で戦っていくことが何よりも重要になってきます。」

そのために取り組んだことは?

石田「そのために、個人の役割を全うすることに力を入れていきました。東北大学柔道部には、大学から柔道を始めた初心者の部員も多いので、いかにして強い相手と引き分けるか、がカギになってきます。七大戦柔道は、15人目に勝った時点で勝利となります。勝ち抜き制になっていて、引き分けになった場合は、両チームともに次の対戦相手を出すルールになっています。したがって、実力を持っている部員には、勝つことを徹底してもらい、逆に初心者で勝つのが難しい部員は、負けるのではなく、引き分けることを徹底させました。もし、強力な相手に、こちらの初心者が引き分けられれば、相手の連勝を止めることができるので、有利に試合を運ぶことができます。七大戦柔道は、引き分けやすいルールになっているため、センスやスキルではなく、戦略次第で初心者でもチームに貢献できます。そういった役割分担を部員にしっかり意識させていました。」

寝技練習の様子。高専柔道では、寝技の攻防が繰り広げられる

七大戦に参加してみてどうでしたか?

石田「いろんな人の思いがかかっていることを実感できました。今までは、ちゃんとした大学主催の七大戦が行われてなかったので、七大戦を経験した先輩たちの話も実感することが難しい状態でした。ただ、実際に試合をして、遠方からOBOGの方も応援に来てくださって、七大戦って最高だな、柔道部はいろんな人に支えられているんだと深く実感することができました。」

七大戦での反省点は?

石田「他大学への研究が甘かったのが一番の反省点ですね。これはコロナの影響で他大学の映像を入手しづらかったのもありますが、限られた映像を繰り返し研究し、相手の特徴や戦略に合わせて、普段から練習できたのかなと思ってます。また、研究不足によって、練習の方向性が「とにかく頑張る」になってしまいました。相手の技に対して、有効に立ち回れなかったり、練習や試合でのケガが多発したりと実践面でも悪影響を与えてしまいました。柔道では、研究とスキルの両輪をいかに機能させるかが重要なので、そういった部分でも特に反省しなければならない点です。」

コロナ禍での活動

今回の七大戦で準優勝した柔道部ですが、2020年春、新型コロナウイルスの世界的なパンデミックが発生し、東北大学でもこの2年間、部活動が繰り返し無期限停止になり、大会に出られない、練習できない日々が続きました。部員たちのモチベーション低下に歯止めが効かなくなったこの時期を柔道部はどのようにして乗り越えたのでしょうか?

 

コロナ禍で一番困ったことは?

石田「なんといっても道場が使えないことですね…。イメージトレーニングや筋トレなど、できることはあるのですが、技術の練習をしないといくら体力をつけても意味がありません。道場が使えない時期はほんとに苦しかったですね…。」

部員同士で工夫したことは?

石田「これは2つ上の代から実施してきたことではあるのですが、技術面では大きく2つあります。1つは、技術を落とさないことです。畳を必要としない上半身だけの組合(立った状態で組み合う)を個人練習として行い、技術の現状維持をしました。寝技の練習は畳がないとケガや事故の原因になってしまいますが、組合であれば、ケガや事故の確率を減らしつつ、練習が行えます。もう1つは柔道のビデオ研究です。マネージャーが撮影した練習や試合の様子を、オンラインツールを使ってみんなで視聴し、先輩がそこに解説を入れてくれる会を定期的に開いていました。練習できないときは研究を行い、柔道に対する理解を深めることを徹底していました。」

組合の様子。立ったまま行えるため、下が畳でなくとも練習できる

 

石田「また、メンタル面でも工夫したことがあります。各自でトレーニングをする際に、ライングループで集まって、みんなでトレーニングをしていました。筋トレは一人でやるとつらいだけで、どんどんやる気がなくなっていきますが、みんなで集まってトレーニングを行うことで、部員一人一人の孤独感を薄めて、モチベーションの維持を行っていました。」

今後の目標

七大戦が終了し、一段落した柔道部ですが、彼らは今後、何を目標にどのように練習を行っていくのでしょうか?彼らの今後を聞いてみました!

 

石田「それはもう七大戦優勝ですね!柔道部自体が、七大戦を一番の目標に掲げているのもありますが。そのために全員が勝てるようにしていきたいですね。七大戦の団体は15人で戦うのですが、今練習を見てもわかるように10人前後しか部員がいないんです。来年入ってきた1年生が七大戦の団体に出場することが決まっているので、来年度の2-4年生が試合を勝ちあがれる選手でなければいけません。そのために今回の大会で出た反省点をしっかりとつぶして、今後練習していきたいです。」

柔道部の抱える課題

今後の目標を力強く答える石田さん。来年の七大戦で優勝するため、部員の育成に力を入れていきたい反面、柔道部にも解決しなければならない課題があるそうです。それはどんな内容なのでしょうか?

 

石田「ただ、来年の目標を達成する前に、まず団体戦に参加できるようにしなければいけません。柔道部は、例年新歓活動が課題になっています。学内での認知度を上げるために広報活動を行ったりしますが、いまいち効果が得られず…といった感じです。柔道の人気も減少傾向なのに加えて、大学生活の選択肢も多くなっているので、その中でいかに新入生に柔道という選択をしてもらうかが結構難しいですね…。」

石田「あとはコロナの影響で遠征の際に、宿を1人1部屋とらなければならないのも金銭面では結構厳しいですね。今までは大部屋1つとればよかったので、費用を抑えられたのですが、今はそうもいかないので、外部に出て練習や試合を行うのが困難になっているのが現状です。」

さいごに

いかがだったでしょうか?

学友会柔道部の歴史はかなり古く、高専柔道というスタイルが確立され、現在の柔道にも影響を与えています。ただ闇雲に練習するのではなく、研究を行い、相手や自分を分析したうえで、有効な練習方法を考えていくというのも特徴的でした。柔道部の七大戦勝利に向けた貪欲な努力はぜひ今後も注目していきたいです!

 

その一方で新入生獲得や遠征費の工面で悩まされ、競技以外の面でも問題を挙げられていました。特に遠征費の件に関しては、他部活でも問題になっており、なかなか学生だけで解決するのが難しい状況です。今よりも競技に熱中し、学生が「東北大学に入って良かった!」と胸を張って言える、最高の4年間を送るために、柔道部さんにご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。

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